御朱印のもらい方と御朱印帳の使い方

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御朱印とは、なんでしょう。御朱印のもらい方や知っておくべきマナー、御朱印帳の使い方についてお話します。「御朱印帳ってどこで手に入るの?」「御朱印帳は両面使える?」「御朱印帳を忘れてしまった場合」「神社と仏閣は別々にする?」などのテーマごとに解説していきます。

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御朱印とは

寺院や神社に参詣・参拝した際に証(あかし)として授け与えられる印影を御朱印といいます。書写した経文を奉納した際に納経の証明として授与されたものが起源とされ、西国巡礼などの信仰とともに広まったとされています。

本来は参拝者が写経をお寺に納めた際にいただく印でしたが、現在では納経しなくてもいただけるようになりました。神社の名称、日付などが墨書され、護符の宝印が朱墨で押される形が一般的です。

朱印に御詠歌を書き添えたものなど、個性的なものも多いため、趣味として集めている方も増えました。

とはいえ、スタンプラリーとは違い大変神聖なものであるため、マナーを守り失礼のないように拝受しましょう。

神倉神社と熊野速玉大社の御朱印

 

御朱印のもらい方

  • ●御朱印帳を用意する

御朱印は朱印帳や納経印帳とよばれる専用の帳面に押印してもらいます。そのため、御朱印をいただくためには、まず御朱印帳を用意します。参拝者が多いところでは、参拝前に御朱印帳をお預けし、参拝後にいただきにあがることもあります。

一度たくさんのに御朱印帳を預かる場合もあるので、御朱印帳に記名を忘れないようにします。また、御朱印帳の表紙に自分の名前を書いてほしいとお願いするのは失礼ではありません。混雑していないときであれば、御朱印をお願いする際に聞いてみましょう。

※御朱印帳の詳しい使い方は後述します。

  • ●御朱印をいただく場所

お寺:納経所、寺務所となっているところが多いです。拝観料が必要な寺院では、拝観受付にて御朱印帳を預ける場合があります。

神社:お札や御守を売っている授与所、あるいは社務所などで受け付けています。神社では御朱印帳にその場で書いて頂くことができ、預けることはほとんどありません。

  • ●必ず参拝を終えてから御朱印をいただく

基本的に御朱印をいただく際は必ず参拝を終えてからにします。御朱印は参拝の証しとしていただくものです。急いでいるからとお参りもせず、御朱印だけもらうの非常に失礼なことです。時間に余裕をもって参拝しましょう。

※神社とお寺の参拝方法はこちらに書きました。
神社とお寺の参拝方法の違い

  • ●御朱印はいくら払うのか

御朱印をいただくときに納めるお金を神社では「初穂料」、寺院では「志納金、朱印料」と呼びます。初穂料や志納金は神様に供えするものなので「お釣りをください」というのは大変失礼なことです。あらかじめ小銭を用意しておきましょう。

朱印代は1つにつき300円から500円が相場です。なかには「お気持ちで結構です」と言われるところもあります。もし「お気持ちで」といわれたら300円から500円位を納めればよいでしょう。

参拝にいかれる際には、御朱印用の100円玉や賽銭用の5円玉を用意しておくのを忘れないようにしましょう。

※お賽銭についてはこちらに書きました。
お賽銭っていくら入れるの?

  • ●御朱印のいただき方

御朱印をいただく際には「御朱印を頂けますか」と伺ったうえで、御朱印をいただくページを開き「こちらへお願いします」と一言添えて渡しましょう。特に巡礼専用の御朱印帳で集めている場合は必ずページを開いて渡します。受け取る際には両手で受け取り、お礼の言葉を忘れずに延べます。他の方と参拝に訪れる場合は御朱印をいただいている際のおしゃべりは失礼にあたるので静かに待ちます。

心を込めて書いていただいているので、質問したいときは書き終えてからにします。また、書いていただいているところや授与所を背景に撮影するのはやめましょう。


御詠歌のいただき方
西国三十三所巡礼や洛陽三十三所観音巡礼などの札所で御詠歌をいただくことができますが、御詠歌の御朱印があると書かれていない場合がほとんどです。いただきたいときは「御詠歌の御朱印をください」と一言添えましょう。

  • ●日蓮宗の寺院で御朱印

日蓮宗(法華宗)では、他の宗派とは異なるという考える寺院が多いため、御朱印は「御首題」という違う呼び方になっています。そのため御朱印帳も「御首題帳」とし、他の御朱印と混ぜないようにするとよいでしょう。混在させると断られる場合があるためです。

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御首題の中心には通称ヒゲ文字といわれる独特の文字で「南無妙法蓮華経」と書いていただけます。

御朱印帳の使い方

  • ●御朱印帳ってどこで手に入るの?

御朱印帳は神社・寺院によってはオリジナルのデザインを制作して販売しているところもあります。また文房具店や仏具・神具店でも購入できる場合があります。最近ではインターネットサイトでも販売されるようになりました。神社・仏閣によっては郵送してくれるところもあるのでホームページなどで確認してみましょう。

サイズも大小さまざまで、じゃばら折り、ひも綴じ式、和綴本式などのタイプがあり、一冊1200円から1500円が相場のようです。

  • ●御朱印帳でないとダメなのはなぜ?

御朱印は墨で書きます。そのため墨を吸いやすく乾きやすい和紙でなくてはなりません。また、御朱印は保管しておくものです。ノートやメモ帳では、のちのち保管がしづらくなります。参拝記念としてきちんと保管しておくためにも御朱印帳に書いていただいておいたほうが整理がしやすくなります。

  • ●御朱印帳は両面使える?

あちこちで御朱印をいただき、御朱印帳が何冊にもなってしまったという方も多いでしょう。御朱印帳の使い方の使い方でよく迷われるのが表面と裏面の両面に書いてもらえるのかということです。

これには表面だけとか両面書いてよいなどの決まり自体がないので、裏面にも書いていただけます。ただ紙の質によっては裏移りするものもあるので、それが嫌な場合は表面だけにした方がよいです。

  • ●御朱印帳を忘れてしまった場合

うっかりして御朱印帳を忘れてしまったということもあるでしょう。このようなときは半紙で御朱印をいただくことができます。あるいは、書き手の方が不在、多忙などの理由で御朱印帳に直接書いていただけない場合があります。このようなときは、「書き置き」と呼ばれる御朱印がいただける場合もあります。

持ち帰ったら手持ちの御朱印帳に貼り付けます。あるいはクリアケースに入れるという方法もあります。保管方法にルールはありませんので、ご自分で管理しやすいようにします。

後から御朱印帳に貼る場合は、スティックのりではなく、テープのりを使うと綺麗に貼れます。手持ちの御朱印帳よりも紙のサイズが大きい場合は切っても構いません。切るのに抵抗があるなら、クリアファイルなどに保管しておきます。

  • ●神社と仏閣は別々にする?

朱印帳は納経帳ともいい、本来は自ら写経した経典を神社仏閣に奉納した証明として受け取った証文書です。当時はその証文書を綴じて帳面のようにしていましたが、のちに無地の帳面に捺印してもらうようになりました。

したがって経典を奉納せず受け取る御朱印は厳密にいうと本義から外れてしまっています。そういう意味ではお寺と神社を分ける必要はないでしょう。とはいえ、お寺や神社からいただいた御朱印は一文字ずつ心をこめて捺印されています。御守りやお札と同様に大切に扱うのがよいでしょう。

稀に混在していると断られる場合もあるそうなので、気になる方は分けるといいでしょう。

  • ●御朱印と一緒に記録を書き入れたり記念の写真を貼ってもいいの?

御朱印は納経の証であり「納経帳」でもあるです。そして、神様や仏様との出会いの証でもあります。旅のアルバムと違い神聖なものなので、旅の思い出を書いたり、写真を貼ったりしてはいけません。

熊野那智大社と熊野本宮大社の御朱印帳

熊野那智大社[左]は、那智の大滝が有名なので滝のデザイン、熊野本宮大社[右]は、神の使いである三本足の八咫烏(やたがらす、やたのからす)と本宮のデザインになっています。

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まとめ

近年では旅行の記念に御朱印をいただく方も多いようですが、本来の意味合いとはかけ離れてしまっているようですね。日本は信仰が自由なので気軽に御朱印を集める方が増えたのだと思います。経典を奉納していた時代の方々が聞いたら、さぞかし驚くことでしょう。

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