「土産」をなぜ「みやげ」と読むのか?日本人が土産を好む理由とは?

「土産」をなぜ「みやげ」と読むのでしょうか。また、日本人はなぜ土産を買う習慣があるのでしょうか。「土産」の漢字の由来と土産を買うようになった経緯についてお話します。

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日本人はなぜ土産を買うのが好きなのか

日本人はお土産を買うのが好きな人種です。旅行へ行くと、家族だけでなく、親戚、隣り近所、友人、会社の人の分までと持ちきれないほどの土産を買ってきます。そのため観光地では、たくさんの土産物店が並んでいます。

日本人が土産を買うようになったのは千年以上も続いてきた習性によるものです。土産を買うと不思議と心が落ち着きます。

このように土産を買う習慣というのは日本人の深層心理に深く入りこんでいるので、どこへ行っても土産物がよく売れるのです。

本来「土産」とは、旅に出るときに餞別(せんべつ)をくれた人への恩返しとして、旅先の名産品を買って帰ったのが始まりといわれています。

交通機関の発達していたなかった時代は、人々がお参りに行くことはたやすいことではありませんでした。

そのため、隣近所でお金を出し合って、村の代表者に伊勢神宮などへのお参りを託しました。お参りをした人は、村人から預かった賽銭でお守りやお札(おふだ)を買って帰りました

これが餞別とお土産を買う習慣の始まりとなりました。

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土地の物産品が門前に並ぶようになったのは後世になってからです。

「土産」漢字の由来とは?

土産とは、もともとは「宮笥(みやげ)」、つまりお札を貼った板のことでした。後世になり代表でお参りに行った人が、その土地の物産品である「土産」を買うようになったため、このように呼ばれるようになりました。

室町末期以降に、「みやげ」の当て字として「土産」が使われるようになりました。

このほかにも、「みやげ」とは、人に差し上げる品物を「見上げ」て選んだため「みあげ」が転じて「みやげ」なったという説もあります。「見上げ」には、丁寧に見て調べるという意味があります。

また、「都笥(みやこけ)」「宮倉(みやけ)」「家笥(みやけ)」「屯倉(みやけ)」などの説もありますが、どれも定かではありません。

3月8日「みやげの日」

「みやげの日」の日は 「み(3)や(8)げ」の語呂合せで、観光と土産品の需要の増大を目的に、2000年に全国観光物産振興協会が制定しました。

デパートなどで開催される物産展といえば、今では都心でも恒例ともいえる人気のイベントです。駅弁やお菓子などの全国各地のお土産は、楽しかった旅行の思い出を呼び起こしてくれます。

また、行ったことのない場所の物産品も見ることができるので、テレビや雑誌で見た商品を実際に見て買うこともできます。

まとめ

日本人がお土産を買うのは、代表でお参りに行った人が買ってくるお守りやお札が始まりでした。

「みやげ」を「土産」と書くのは当て字で、もとは「宮笥(みやげ)」だったと考えられています。

日本人は土産を買うのが習慣のようになっていますが、もとは信仰心から始まったものなので、買わずに帰るとなんとなく忘れ物でもしたような気持ちになるのかもしれませんね。

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